アルゼンチン!
南米にしてヨーロッパの雰囲気が漂う。世界の食料庫とまで言われる肥沃で広大な大地を有し、一方で南部パタゴニアには冒険心をかき立てられる不毛の大地が広がる。パタゴニアを南へ進むと氷河が現れ、さらに南へ下ると、南極が目と鼻の先という場所までたどり着く。南極まであと1000kmー。ここまで来たら南極へ…!
アルゼンチンの南端より南極へ。 |
時期は9月。9月は南半球では冬なのであった。寒い時期にあえて南極へ行くという極端な選択は流石にどうかと思い、踏みとどまる。しかしながら冬の南極とは言わずも、氷河くらいならまだいけるのではないだろうか?
氷河ツアーのシーズンは夏らしいのだが、季節が反対の南半球では9月はまだ冬の終わりかけくらいである。ホテルの料金もせいぜい10月中頃より上がるようであり、一部の国内線の航空会社も10月まではフライトがなかったりする。
はっきり言って9月はまだ氷河の観光シーズンではない。不安だ。そうはいってもある程度まとまった休みは今しかとれないので、南半球の夏など待っていられない。それに、逆に考えれば悪いことだらけでもなさそうだ。ホテルはローシーズンで料金が安いし、観光客もわざわざ寒い時期に足は運ばないだろうから混むこともないだろう。まぁどうしようもないくらい寒い真冬でもなければ多分問題ないだろうということで、下調べもほどほどに、アルゼンチンへ氷河を見に行ってきた。これで見られなかったりすると、地球の裏側まで何しに行ったのか意義を問われるところだが…。
まず最初に向かうは、氷河で有名なロス・グラシアレス国立公園(Pargue Nacional Los Glaciares)近くの町、エル・カラファテ(El Calafate)だ。
氷河を見に、エル・カラファテを目指す。 首都ブエノスアイレスから、3000km程南下したところに位置する。 |
気軽に考えていたが意外と遠い。日本からアルゼンチンへの直行便はないので、アメリカを経由して2日かけてブエノスアイレスへ移動する。さらにそこから飛行機で3時間でエル・カラファテへ。しかもアメリカから到着する国際空港(Aeropuerto Internacional Ezeiza)と、エル・カラファテへ行く国内線の空港(Aeroparque Jorge Newbery)の場所が違うので要注意。
ちなみにアルゼンチンからの帰りは、日付変更線をまたいで3日かかる。何もしていないのに、どういう訳か休日を使い果たすので、計画を立てる際には要注意だ。と、遠すぎる…。
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