タイとミャンマーの国境にカジノがあるらしい。ググってみるもたいした情報が出てこない。カジノというと比較的繁華な場所にあり、ラスベガスのようなきらびやかな想像をしてしまう。山間部のタイとミャンマーの国境にあるカジノとはいかなる所か、いったい誰が行くのだろうか。というわけで、行って見てきた。
タイ最北端の町メーサーイへ
まずは成田からバンコクへ移動。バンコクからは国内線へ乗り換えて、チェンライ国際空港へ移動だ。
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タイからミャンマーへ
チェンライ国際空港から車で1時間。ついた先はタイ最北端の町メーサーイ(Mae Sai)。ここから徒歩でミャンマーの町タチレイ(Tachileik)へ入る。特に面倒な手続きなどはない。
| ちなみにタイに戻る際には、5時にタイ側の外国人の入国業務が終わってしまう。タイ人は6時まで。タイ人と外国人で締め切り時間が違うので要注意。 | 
|  こんな橋を渡って、ミャンマー領タチレイへ入る。橋の途中のミャンマーの事務所でパスポートを預け、手数料を支払う必要がある。別にだまされているわけではない。 | 
|  メーサーイからタチレイへ入ると、沢山のトゥクトゥクが待っていて、声をかけてくる。その気はなかったのだが、話を聞いてみるとなかなか安く、またタチレイでは足もなければ土地勘も地図もない事に今更気が付いたので、渡りに船であった。ちなみに3時間のチャーターで160バーツ(約640円・チップ・ガス代含まず)であった。 | 
タチレイのカジノ
タチレイのトゥクトゥクの兄ちゃんにカジノといくつか観光地を回ってもらうことにした。
|  タチレイのカジノAllure Resort(アルラリゾート)。国境を流れるサーイ川(Mae Nam Sai)付近にある。 どうやらタイ人のためのカジノの様である。タイにはカジノがないので、簡単な手続きで国境を越えてミャンマーのカジノへ、買い物がてら行くのだろう。 | 
|  スロットコーナーの従業員は付きっきりでやり方を教えてくれたり、意味もなくそばにいてくれる。暇になると従業員同士でふざけ合っていたり、持ち金でスロットをやっている光景も見られた。なかなか和気あいあい?としている。 ちなみにタチレイのカジノでは、従業員が英語ではなくタイ語をしゃべる。掲示などもすべてタイ語。日本人はもとより、欧米人もカジノでは見かけなかった。 | 
|  稼働していないスロットマシーンがずらり。いかにもな感じである。 | 
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Reginaでは主にカードなど人が介するゲームが中心で、中に入るにはカメラを預ける必要があり、撮影ができなかった。カジノ自体はラスベガスの様に薄暗く複雑で、思わず部屋の中で迷ってしまいそうな感じではない。照明は明るく、部屋も端から端が見渡せるようなシンプルな作りであった。ただしディーラーの気質は似ていて、淡々とクールにこなし、どことなくツンとした印象を受けた。いつも思うのだが、ちょっとは萌えるくらい愛想の良いディーラーがいても良いのに。フロアの端の方には、飲食エリアも併設されていたが、よくあるアジアのフードコートの様な作りであった。
Reginaは盛況のようで、かなりの客が入っていた。客層としては、あまり若い人はおらず、どちらかというと、おじちゃん、おばちゃんの年代以降の人たちが活発に楽しんでいたのが印象的であった。ここでも英語を一切聞くことなく、タイ語だけが飛び交っていた。
|  ReginaにはRegina Hilltribe Villageという、有名な山岳民族、首長族、アカ族が見られる小さな民族村もある。もちろん有料。彼らの暮らす住居が数軒あり、一緒に写真を撮ることができる。16時半に入ったのだが、17時閉園ということで急いで回った。が、20分で見て回って十分満足したような…。 | 
| 早い時間にゴールデントライアングルへ来て申し込めば、ミャンマーへ入ってParadise Casinoへ行けるとの事。 | 
結局カジノではスロットマシーンを少しやった程度ではあるが、どういうところであるかわかり、十分堪能することができた。が、大した驚きもなく、中の写真も十分に撮れずで、いまいちな内容に…。その代わりといっては何だが、今回は場所名のリンクをクリックすると地図が開くようになっているので、是非タチレイ観光の際には参考にして頂きたい。(そんなに日本からタチレイへ行く人がいるとは思わないが…。)
ミャンマーの美味しい麺屋
タチレイのShwedagon Pagoda(シュウェダゴン パゴダ)という寺院に美味しい麺のお店があるとトゥクトゥクの兄ちゃんが言うので、つれてきてもらった。
|  Shwedagon Pagoda。小高い丘の上にある。ちなみにヤンゴンにも同名の大きな寺院がある。 | 
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切れていなかったので、「ここは一つ日本人の器用な箸裁きを見せつけよう」としたところ、お店のおばちゃんが文房具的なはさみをどこからか取り出し、気を使ってかハサミの刃を素手で拭い、「あ! そ、それはヤメ…」と何語でか言う間もなく、親切に皮を切り刻んでくれた。
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悔しいが美味しい。しかしながら、あの手で拭ったハサミの事と、「小皿もののタレなどは果たしてリサイクルされるのか?」の永遠のテーマが頭からどうしても離れられない。ちなみに薬味の生野菜を入れるのは遠慮した。久しぶりにこういった、「どことなく怖いので気をつけながら食事する」といったシチュエーションを味わった気がする。
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|  食事をした場所はこんなところ。寺院の敷地内の一角にある。店自体は物が少なく綺麗に見える。 トゥクトゥクの兄ちゃんが食べ残した麺を子供が勢いよく食べていた。なんだが真面目になってしまう瞬間である。 | 
タイのご飯
前後の脈絡はないが、その他ちょっと気になった食事関係の話を少し。
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| タイ人もこうやってトウガラシを避けるようだ。タイ人でも辛い物は辛い。 | 


 

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