ペルーですること
かなり前の話で恐縮なのだが、去年の9月にペルーへ行ってきた。何故今更?と思うかもしれないが、それには少し訳があった。
去年のアルゼンチンが、異国情緒あふれ、なかなか面白かったので、以前から次の行き先も南米と考えていた。とはいえ、南米はすごく遠い。日本から丸二日間くらいかかり、ついぞ尻込みしてしまうような旅程にはなる。しかしながら、アルゼンチン旅行で勢いのついた今こそ行き時であるのは間違いない。昔は比較低近いアジア旅行一辺倒であったが、長旅に慣れつつある今であれば、こそである。そもそも、そんな遠くへは一度億劫になってしまっては、二度と行く気がなくなってしまいそうだ。
私の中で南米必見の場所といえば世界遺産のマチュピチュ、次いでリオのカーニバル。マチュピチュに関しては、その「空中都市」ぶりがどうしても自身の目で確認したいのだ。もちろん「遺跡が若干中に浮いている」などと期待しているわけではない。リオのカーニバルの方は時期的な制約もあり難しそうである。さらに浅草サンバカーニバルを先に予習しておくべきたと常々思っている。
今回はマチュピチュをメインとし、ペルーへ行くこととした。主な行き先は、首都リマ、遺跡のマチュピチュ、古都クスコ、地上絵のナスカだ。
ところで、メインイベントであるマチュピチュについて下調べをしてみると、なにやらマチュピチュ遺跡の麓のマチュピチュ村(Pueblo de Machu Picchu)には温泉があることを見つけた。坂が多い街並みで、日本の温泉街のようであるとのことで、日本人としては確かめないわけには行かない。よもやマチュピチュ旅行に水着と防水カメラケースが必須となるとは想像していなかった。
ちなみにいつも思うのだが、「旅行には何か目的を作っていくもの」と考えている。たとえ小さな事であっても目的を持つと過ごし方に張りが出て、旅がよりいっそう充実するのだ。願わくば壮大な目的を持って行きたいところなのだが、残念ながらそんな目的が頻繁に発生ような生活を送ってはいない。とはいえ、大した意味のない目的であっても、馬鹿げた目的の方が、一般的な過ごし方から外れる事が多く、楽しくなる場合も多い。